鉄道唱歌 関西編 第29番 二見浦の夫婦岩へ 伊勢観光も大詰めに

鉄道唱歌 関西・参宮・南海編の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
二見浦・夫婦岩の観光・歴史などを、やさしく解説してゆきます!

↓まずは原文から!

下りは道を踏みかへて
見るや二見ふたみ二つ岩ふたついわ
に見しまゝの姿にて
立つもなつかし海原うなばら

さらに読みやすく!

下りは道を 踏みかえて
見るや二見ふたみの 二つ岩ふたついわ
に見しままの 姿にて
立つもなつかし 海原うなばら

さあ、歌ってみよう!

♪くだりはみーちを ふみかえてー
♪みーるやふたみの ふたついわー
♪えにみしまーまの すがたにてー
♪たーつもなつかし うなばらにー
(紀勢本線)
亀山駅→一身田駅→津駅→阿漕駅→高茶屋駅→松阪駅→多気駅

(参宮線)
多気駅→田丸駅→宮川駅→伊勢市駅→二見浦駅(→至・鳥羽駅)

※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記
※正式名称は「鉄道唱歌 関西・参宮・南海編」です。記事タイトルの便宜上、このようなタイトル(関西編)とさせていただいております。ご了承ください。

朝熊山から、夫婦岩へ

列車は既に、三重県伊勢市いせしに達しています。

二見浦駅(三重県伊勢市)

二見浦駅(三重県伊勢市)

二見浦駅(三重県伊勢市)

二見浦駅(三重県伊勢市)

今回は、伊勢市の名所・夫婦岩めおといわの観光になります。

夫婦岩(三重県伊勢市二見町)

伊勢と志摩しまにまたがる

  • 朝熊山あさまやま

に登ると、そこからはまた山を下り、降り道を変えて、

  • 二見浦ふたみのうら

  • 夫婦岩めおといわ

を見て行こうという流れになります。

二見浦(ふたみのうら)とは

二見浦(三重県伊勢市)

二見浦(三重県伊勢市)

二見浦ふたみのうらは、三重県伊勢市にある、伊勢湾いせわんに面した海岸です。
伊勢湾のとても広い海原が眺められ、とても気持ちのよい海岸となります。

二見浦(三重県伊勢市)

二見浦(三重県伊勢市)

また、二見浦は先述の夫婦岩めおといわで有名な景勝地となります。

二見浦は、かつて古くから、伊勢神宮を参拝する前に、身を清めておくための場所、つまり「みそ」して知られてきました。

昔から伊勢神宮へと参拝する時には、

神様へ参拝する時の礼儀

として、禊(みそぎ)が行われたのでした。

多くの詩人たちに詠まれてきた、二見浦

そして、二見浦は、その綺麗な景色から、多くの歌にも詠まれてきました。

昔の詩人たちは、自然の美しさを目の当たりにすると、

その感動を、歌や言葉などで表さずにはいられない

という衝動にられていたのでした。

これはまるで現代の我々が、よい景色を見ると思わずスマホ動画サイトに上げたくなるという心理と似ているでしょう。

二見浦に並ぶ、夫婦岩(めおといわ)

夫婦岩(三重県伊勢市二見町)

二見浦ふたみのうらには、いわゆる夫婦岩めおといわといわれる、大きな岩があります。

  • 北海道
  • 新潟県・佐渡島
  • 高知県室戸市
  • 福岡県糸島市いとしまし

夫婦のようにラブラブな岩?

夫婦岩めおといわとは、一般的には海の上に大きな二つの岩があって、それらがまるで夫婦のようにラブラブにみえることから、「夫婦岩」と呼ばれるわけです。

各地にもある夫婦岩

夫婦岩は、三重県の二見浦だけではなく、全国他の地域にも存在したりします
海の上に二つの岩があって、それらがまるで仲の良い夫婦のように見えれば、「夫婦岩」と呼ばれるようです。

夫婦岩には「縁結び」「夫婦円満」などのご利益があります。

二見浦駅から

二見浦へ行くためには、伊勢市駅からバスで向かうか、または二見浦駅ふたみのうらえきから徒歩で約1キロほど行けば着くことができます。

二見浦駅(三重県伊勢市)

二見浦駅(三重県伊勢市)

二見浦の景色(三重県伊勢市)

二見浦の景色(三重県伊勢市)

「絵に見たままの景色」

歌詞によれば、まるでその様子が

絵に見たまま」の姿である

と歌われています。

当時はまだ写真がなかったから(あったけど現在ほど一般的ではなかった?)、絵に見たまま(の景色)だと言っているのでしょう。

次回は、再び奈良へ

二見浦駅(三重県伊勢市)

二見浦駅(三重県伊勢市)

これで伊勢の名所めぐりは一通り終わり、次回からは再び奈良へと戻る行程となります!

ちゅうい!おわりに

この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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